10/18、デビューから15周年、わたしにとっては大きな節目のリサイタルを終えました。
久々のみなとみらいは、本当に良いホールでした。
最後にここで演奏したのは7年前なのですが、ホール自体の色んな良さを感じ、それを利用して演奏に活かせた、というのは前回にはできていなかった気がします。
当日はスタッフの方々、特に現地に到着して1番初めにお会いするのは楽屋口を守っておられる警備の方なのですが、その方がもう本当に素晴らしくて、親切で仕事ができて、何てプロフェッショナルなのだろう、と。是非またここで弾きたい!と思わせていただきました。
音響の良さ、立地の良さ、会場の美しさという建物自体の魅力よりも人の心を動かすものは結局「人」なんだなぁと思います。
本番2日前の夕方、急にプログラムが足りないかもしれないことに気付いて、無理言って急ぎで増刷して本番当日の朝に届けてもらうという....快くしかも簡潔に的確に電話で対応して下さったネット印刷の業者の方は、本当にプロフェッショナルでした!
それから、リサイタル当日の朝に私と私の荷物をホールに運んでくれたタクシーの運転手さんも、何も言ってないのに、今日が大切な日であることや演奏会前の奏者の気持ちがどんなものかを、あたかもよくわかっておられるような感じの素晴らしい紳士ぶりで、ものすごいプロフェッショナルでした!
決められたことをきちんとやるだけでなく、決められた範囲を少し越えてでも、相手のニーズを自分の心で感じ、惜しまず手を貸してくれる....誇りを持って仕事をしておられる方は皆それができるのですね。
ホール専属の舞台スタッフの方もいつもながらさすがでした。具体的なサポートの的確さはもちろん、ああいう現場でこそ最も求められるのはお人柄!いや、お人柄っていうか何ていうか....、実際にはその日初めて会った人であっても、まるで昔からのファンみたいな感じに奏者の絶対的な味方っていうスタンスでいることなんですよね。
淡々と、特にその存在感を感じさせることなく奏者の手足の一部のように絶妙なタイミングで的確なサポートをできる、ああいうのもやっぱり技術なのか、経験なのか、それともお人柄なのか....
たまに、まだあまり慣れていない方ですと、自分はホール側=貸してる側っていう意識を払拭してくれないのでコミュニケーションに高い隔たりがあって、つまり出番直前の瞬間までこちらが気を遣い遠慮をしながら色々お願いしなければならないこともあります。
でも、今回はとても心地よく、また心強かったです!
私の側で盾になり、演奏だけに集中させてくれたこちら側のスタッフや、親戚家族やお友達もみんな素晴らしかった。
そしてそして…
寒い夜に遠くから電車に乗って来てくださったみなさま、どうもありがとうございました!!
私と一緒に音楽を感じて心を動かし、楽しみ、会場をあたためてくださったみなさま。
…あぁもう、このままここで書きけたら論文になってしまうくらい、キリがないのですが、このように演奏会を支えててくださった様々な力。
それらを想う時、私は演奏させてもらったんだなぁ、としみじみ、押し寄せてくる気持ちは幸せしかないのです。大成功です!
ありがとう♡バンザイ\(^o^)/